5月の新譜雑感

  こんにちは、3男のアキモトです。今回は最近聞いたモノの中で気になった何枚かをディスクレビューしてみました。一応、5月にリリースされた比較的新しい音源に絞っているつもりです。レビューというよりは単なる個人的な感想になりそうなので変なこと言ってても見逃してね。それでは行ってみましょう。

 

Loveis Dead – CHVRCHES

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 相変わらずローレンがめちゃカワなCHVRCHESの3rdです。1stと比べると少しポップな要素が増えた気がしますが、全体的にまとまりがあって聴きやすいアルバムでした。

それにしても、CHVRCHESって単なるエレポップに見えて、しっかりとしたオリジナリティがありますよね。それが音作りからのものなのか、ローレルのボーカルからなのかはよく分かりませんが、こういうアーティストは強いよなと思います。

 

 

LoveLaws – TT

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 TTはLAのガールズバンドであるWarpaintのTheresa Wayman(Vo/Gt)のソロプロジェクト。Warpaintといえば、先日ハリー・スタイルズの来日公演にてOAとして来日していました(訳がわからないですね、ファン層1ミリも被ってないだろ) 。内容はbpm低めのゆったりとしたビートに気怠げな歌声とシンセが絡み合って、本当に気持ちいいアルバムでした。バンドとしての次回作も楽しみですね!

 

 

 

Age of – Oneohtrix Point Never

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遂に来ました!個人的にいや世界で今一番アツいかもしれないアーティストことOneohtrix Point Neverの新作です。世間の評価を見てると割と賛否両論のようですが、ポップな路線を打ち出したアーティストが批判されるのは世の常でしょう、、、それにポップな路線といってもあくまで「彼にしては」という話であって、特に後半では彼らしい前衛的なトラックもあり、非常に聞き応えのあるアルバムでした。

 

 

isaac gracie – isaac gracie

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 ロンドン出身のシンガーソングライターであるisaac gracieの1stアルバム。Lo-fiなアコースティックサウンドと共に情緒たっぷりに歌い上げる姿が心に刺さります。やっぱり、こういうシンプルな弾き語り系のアーティストは定期的に聴きたくなりますよね、、、本当に元気が出る一枚です。

 

 

Light is Liquid – Örvar Smárason

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 múm、FMBelfastというアイスランドを代表するバンドの一員として活躍しているÖrvar Smárasonのソロでのデビュー作です。まぁ、彼が所属するバンドのヤバさからしてデビュー作にかかる期待の大きさもかなりのモノだった訳ですが、その期待にしっかり応えてくれました。アイスランドらしい神秘性や雄大さをしっかり表現しつつ、ポップに纏めてきた印象です。個人的にここ最近では一番のお気に入り。

 

 

Deafman Glance – Ryley Walker

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シカゴ出身のシンガーソングライターの5作目。このアルバムは凄いです、、、作品を通して何処と無くジャジーでアンビエントな雰囲気を感じるんですが、基盤はあくまでもフォークなんですよね。そのおかげか耳にスッと入ってきて気付いたら聴き終わっています。しかも、これでまだ20代の若者、、末恐ろしいです。

 

 

Cannonball! – Sen Morimoto

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こちらはシカゴ在住で京都出身の日本人、SenMorimotoの2ndアルバム。先行シングルの時点でかなり騒がれていまたが、遂にリリースされましたね!中身はジャジーなHip-popという雰囲気ですが、複雑なビートのせいかエクスペリメンタルな趣もありクセになる作品です。しかも、これ全部自分で演奏しているらしいですね、凄すぎ、、、Nonameとかシカゴの凄い人たちとも交流があるらしいので是非コラボして欲しいです。

 

 

Pusha T – DAYTONA

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さて6月1日現在、Drakeとバッチバチのビーフを繰り広げており(炎上商法ぽいよね)、勝利目前であるPusha Tの新作です。個人的にTrapが食傷気味なこともあり、このアルバムはとても楽しく聴けました。今月のHip-popで言うとPrayboi carti「Die Lit」も評判が良いようですが、僕は断然こっち派です。それにしても、本作のプロデューサーであるカニエウエストは絶好調ですね。最近ずいぶんと世間を賑わせていますが、本人のアルバムも明日(6/2)リリースみたいだし、その翌週はKids See Ghostだし(ヤバすぎる)、この後には何と言ってもNasの新作のプロデュースも控えています。今年は色々な意味でカニエの年になりそう、、、

 

 

Letters of Irrelevance – Patrick Paige II

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 The Internetのベーシストによるソロデビュー作。そりゃもう聴くしかないでしょう!メロウなトラックに自然と身体だ動き出してしまいます。そして、当然ながらベースがめちゃカッコいい。The Internet の新譜も夏にリリースされることですし、予習も兼ねて必聴です!!

 

 

 JE SUIS UNE ÎLE – Halo Maud

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フランスのシンガーソングライターによるデビュー作。どこか懐かしいドリームポップでぼーっと聴くのに最適です。そして何より歌声がビョークにめちゃ似ているんですよね、、ずるい、、、

この人よくよく調べてみると、この前復活を遂げたMelody’s Echo Chamberのバンドメンバーらしく、どうりでこんなに完成されている訳ですね。あと、ドリームポップとフランス語の語感の相性って素晴らしいと思いませんか?最強過ぎる、、、

 

7 – Beach House

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今年に入ってGeowulf にNight Flowersと注目の新鋭によるリリースが続いていたドリームポップに、遂に真打ち登場です!!シックな世界観の中でシューゲイザーの轟音と共にどこまでも高く舞い上がっていくような感覚に襲われます。ドリームポップを普段聴かない人にも是非聴いて欲しい一枚です。

余談ですが、Geowulfは最高だったのに対してNight Flowersは個人的に全然ハマらなかったんですよね、、、皆さんの意見も気になります。

 

 

 

Ancient Lights – Uniting Of Opposites

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最近の流行りであるサウスロンドンのジャズシーンから一枚。色々調べてみたら難しい言葉が沢山出てきて訳がわからなかったので、単純に言うとインド音楽とジャズの融合です。一応、エスニックジャズって言うんですかね?ジャズといえばジャズなんですが、聴き進めていくうちにかなりオリエンタルな雰囲気が感じ取れてきて、気づいたら摩訶不思議な世界に迷い込んでます。

同じ頃にリリースされたEzra Collectiveのキーボード、Joe Armon-Jonesのデビュー作も最高だったし、素人目に見ても確かにUKジャズシーンは勢いがあるような気がしますよね。エレクトロとかHip-popなど多方面からの影響を積極的に取り入れていて誰にでも聴きやすいからかなと思います。

 

 

Missed Connections – High Sunn

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サンフランシスコの18歳、Justin Cheromiahによるプロジェクトの1st。やっぱり、初夏の日差しを浴びながら聴くインディポップは無敵です。まだ知名度は低いかもしませんが、これからのインディポップ界を引っ張っていくであろう逸材ですね。boy pablo とかpeach pit が好きな人は必聴です!

インディポップでいえば同じく今月リリースのholy nowのデビュー作も見事でした。Alvvays 好きは絶対聴いた方がいいです。

 

 

Tell Me How You Really Feel – Courtney Barnett

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最高。去年はKurt Vileとのデュエット作で話題をさらったCourtney Barnettが、今年は待望のの2ndを携えて登場です。いい意味で予想を全く裏切らない、リスナーが彼女の新作に求めていたモノのド真ん中を打ち抜いてきましたね。これぞインディロックだ!!

個人的に彼女は今一番ハズさないアーティストの一人だと思います。左利きのギターと独自の世界観を持ったユーモラスな歌詞。早く再来日を実現させて欲しいです。

 

 

 

Villa Tereze – 王舟& BIOMAN

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これ、そんなにしっかり聴いた訳じゃないんですがめっちゃ良い!!一応、ジャンルとしてはエレクトロなのでしょうか?けど、生音で構成されていて本当に心地良いんです、、、これ嫌いな人はいないんじゃないかって気がします。通学途中とか寝る前とか、ふとした瞬間に聴きたくなるような素敵な作品です

 

 

Beyondless – Iceage

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デンマークのポストパンクバンドの新作です。先日、来日公演も行ってましたね。本作はPitchfork にて「Beyondless sparkles like a champagne bottle smashed in slow motion.」と表現されていたんですが、これ本当に秀逸だと思いません?作品を通して色気と衝動が渦巻いていて、段々と美しくも儚い情景が見えてくるような気がします。Sky Ferreiraの参加もこの作品の世界観に合っていて面白いですよね。バンドとして成熟の時を迎えているのが伝わってきます。来日公演行きたかったな、、、

 

 

Sink- Sudan Archives

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23歳のヴァイオリニスト/ボーカリストによる2ndEP。実験的なビートにアフリカのリズムが組み込まれていて、聴いた瞬間、虜になってしまうような中毒性があります。そこに彼女の素晴らしい歌声が加わる訳で、、、もうまじでヤバいんです、ヤバい。現在製作中らしいアルバムがリリースされた時には世界中にその名が知られることになるでしょう。ヤバすぎる。

 

 

Sugar & Spice – Hachie

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オーストラリアのインディポップバンドBabaganoujのメンバーによるデビューEP。Babaganoujは去年来日して、皆さんお馴染みのLuby Sparks等と対バンしてました。バンドはど直球なギターポップて感じですが、ソロではドリームポップ要素が加わってAlvvays っぽい雰囲気。サウンドも歌声も甘ったるくて、Babaganoujにもある、良い意味での「ダサさ」みたいなのも引き継いでいます。こういう「ダサさ」を持っているバンドって割と貴重で、Hindsの1stなんかもそうですが、等身大な感じがして元気を貰えるんですよね。なかなか手放せない一枚になりそうです。

 

 

Stereo – Omar Apollo

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インディアナ出身のシンガーソングライターによる1stEP。R&Bの影響を感じるインディポップですが、一曲一曲で雰囲気が違っていて、聴いていて楽しい先品です。

彼のようなアーティストは最近「Newwave of DIY」なんて呼ばれたりして、ここ最近の勢いがある界隈の一つですよね。代表するアーティストとしてはRex Orange Country とかFrankie Cosmosとかが挙げられます。みんな好きでしょ!!要はDIYbedroompop なんですが、主要なアーティストが僕たちと同世代なこともあり、身近な気がしてついつい聴いてしまいます、、、 要注目です!

 

 

Big Fan of the Sesh, Vol.1 – Biig Piig

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アイルランド出身の20歳、Jess Smyth によるプロジェクトの1stEP。去年ドロップされたシングル達がハズレなしだったので、個人的に待望のリリースでした。ジャンルとしてはLo-fi bedroom hip-pop~R&Bて感じでしょうか。ありそうでなかった感じです。まぁ、聴いてみてください。先程、「New wave of DIY」について少し書きましたが、そこにジャジーな雰囲気を加えたような彼女のサウンドは、非常に「今」っぽくて面白いですよね。ここ最近、飛ぶ鳥を落とす勢いのレーベル、BlueFlowersの顔であるPuma blueなんかとの絡みもあるらしいし、うまくその辺の波に乗れれば一気にブレイクする可能性も秘めているでしょう。

 

 

はい、これでおしまいです。いやー、自分でも思ってたよりかなり長くなってしまいました。ここまで読んだ人なんてほぼ居ないでしょうが、読んでくれた方はここまで長々と下手くそな文章を読んでさぞかし疲れたことでしょう。お疲れまでした。

 たった今アクモンやらParquet Courtsやらを書き忘れた事に気付きましたが、ググればレビューなんて幾らでも出てくるだろうし良しとしましょう、、、

 さて6月も初っ端からヤバい作品がリリースされまくってますね。これを書いてて全然聴けてないのでめちゃ楽しみだ!!ではさよなら!!