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【特別対談企画】学生アーティストたちの「ことば」

 

 

 こんにちは!前回アップした《【特別対談企画】プロローグ・WMS.4出演の学生アーティストを紹介》はもう読んでいただけましたでしょうか。今回はいよいよ本編!ということで、9月中旬に敢行した、Grace Cathedral Park、マイティマウンテンズ、YOTOWNの3バンドの対談を公開いたします。

 

WMS.4のサブテーマである、アーティストたちの「ことば」。ライブや音源だけでは知ることができないような、彼らの「ことば」に対する考え方について存分に語っていただきました。

 

それでは、早速どうぞ!

 

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◯声と歌詞の相関関係

・全員でうみだす”歌詞”という音

―ボーカルもサウンドも三者三様で、それぞれのバンドの中で声と歌詞の関係がすごくマッチしているなという印象を受けたのですが、曲作りに関して声の特徴などを意識しているんでしょうか。歌詞と声が合うような曲作りを意識的にされているんでしょうか。

 

鈴木(YOTOWN / Vo.):結構僕は歌の途中で勝手にスキャットを入れたりするんですが、言葉にはなってないけど、音として聞いた時に体を揺らしたくなるような、声も楽器、みたいな感覚は常に大事にしています。言葉についても、例えば「雨の女神様」っていう曲とかは、最初のAメロではカ行が多いんですよ。それでカッカッカッカていうリズミカルな雰囲気を出して引き込むように意識しています。で、サビになった瞬間に「踊ろうよ〜」ていう母音のオが多く入る歌詞にすることでのっぺり感を出すみたいな。まあこれは後付けというかだんだん演奏する中で気付いてったことでもあるんですが。

 

―無意識に書いてるってことですか?歌詞を。

 

鎌田(YOTOWN / Dr.):いや、意識的ですね。作詞作曲のクレジットをYOTOWNにしているんですけど、なるべくバンド全員で歌詞を書くようにしていて。それは客観性を持たせつつ、全員が違和感なく演奏できるような歌詞にするためなんです。そういう意味でボーカルの(鈴木)葉平さんが自分自身だとわからないようなキャラクターとか、旨味みたいなのを俺らメンバーがキャッチしてそれにマッチするような言葉を当てはめたりしてます。さっき洋平さんが言った「雨の女神様」は、歌詞は半分葉平さんで、それをメンバー全員が添削会みたいな感じにして作りました。

 

 

 

鈴木:僕が歌詞をポンって投げて、それを「これってどういうこと?」みたいに会議するんですよ。それでお互いのイメージしてる世界観を一つにして、一個のストーリーにするみたいな。

 

YOTOWN一同:やったね()

 

清水:で、そっから添削会。こっちの言い回しはこっちにした方がいい、みたいな。

 

―それは他のメンバーさんが 鈴木さんの歌声を念頭に置いて?

 

鎌田:そうですね、葉平さんは言葉の聴かせ方が上手なので。

 

鈴木:もう単純に歌詞としてよりいいものとか、歌詞が音として聞こえた時によりいい響きになるように、みんなが咀嚼して一番いい形として出してくれてるって感じですね。

 

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「自分で表現したかったものだけに沿って歌詞もつけちゃうと多分独りよがりなものになっちゃうかな」

―ではGrace Cathedral Parkさんはどんな感じですか。乾さん(Grace Cathedral Park/Vo.)が作詞で、作曲は安藤さん(同/Gt.)とクレジットされていますが、メロディはどちらが作られてるんですか。

 

安藤:はい。

 

―そうなんですね、それはやっぱりボーカルの乾さんの声を意識して、作られてるんでしょうか。

 

安藤:そうですね。でも、曲作りの段階では本当にメロディだけで。歌詞の内容とかも考えてなくって。逆に歌詞とメロディを分担することで作ってた時のイメージと違うような歌詞をつけられることはあって。そうすると曲を客観的に見ると違う一面があるんだって思うことはありますね。

 

―先に曲ができて、そのデモを乾さんにお聞かせして、歌詞がつくって感じですか。イメージの共有の過程とかはされるんですか?

 

:あんまりないです。でも仮タイトルみたいのがついてる時はあって。その時はそれを見て、こういうイメージにしたいのかな、って推測はするんですけど。好きなように書いてます。

 

―そこはあえて、純粋に曲だけから、感じたことをそのまま書くという。

 

:そうですね。

 

安藤:イメージを固めすぎると主観的になりすぎちゃって、自分ではこういうものを表現したつもりでもやっぱり周りからみるとそうではなかったりするから。自分で表現したかったものだけに沿って歌詞もつけちゃうと多分独りよがりなものになっちゃうかなと。

 

:でもイメージと違うものを書いたら申し訳ないなっていう気持ちは常にあります(笑)。

 

―「これは違くない?」ってなったことはありますか。

 

安藤:違うけど、こっちの方がいいな、みたいになりますね。

 

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「僕が曲作っても作らなくても誰も困らないじゃないですか、世の中。」

 

―なるほど。マイティマウンテンズさんはいかがですか。

 

奥(マイティマウンテンズ/ Vo.):なんでしたっけ…。

 

―声と歌詞の関係についてですね(笑)。奥さんが作詞作曲されてるんですよね。

 

: そうです。全部自分だから、自分しか歌わない曲だし。自分の声も歌い方とかもよくわかんないんで特に考えてないですね。

 

―そのまま、思うままにって感じですか。歌詞についてバンドの他のメンバーの方でどうこうみたいなのは特にないですかね。

 

遠藤(マイティマウンテンズ/ Gt.):うん…。なんか、いいですね(笑)。

 

:曲作り的なこと言うと、僕がギターで弾き語り的なかんじで曲を作るんですけど、他のパートは、それぞれのメンバーが自分で考えているので。基本的に勝手に分業でやってますね。

 

清水:あ、一個聞いてもいいですか?奥さんはギターとボーカルをされてるんですよね。僕、もう一個バンドやってるんですけど、それはギターの子が全部曲を作っちゃってボーカルは全然歌詞には関わってないっていう感じなんです。ボーカルの方が自分で曲を作る時って、自分のキャラ付けみたいなことをするのかなっていうのがすごく気になるんです。自分をプロデュースした自分を出すのか、それとも初めからある自分らしさだけで曲を作るのか。

 

:僕、バンドはこれが初めてみたいなもんだから、あんまり他のとこはよくわかんないんですけど。曲を作るのは、世間に対して自分を主張したいとか、何かを伝えたいってことはなくて、バンド凄いカッコ良かったから、やってみたいと思って。曲がないとできないから作るんですけど、まあ僕が曲作っても作らなくても誰も困らないじゃないですか世の中。だから、自分が楽しいとかかっこいいぞって思えなかったらやる意味ないから。かっこいいと思えるんだったら、別に人がどう思うかわかんないけどいいや、くらいに思いますけど。

 

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◯影響を受けたもの達とどのように付き合ってゆくか

 ・みんなの好きなものがブレンドしてYOTOWNらしさができる

―では次は、影響を受けたものとの付き合い方についてお聞きしたいです。自分が影響を受けたものとどう付き合ってゆくかって、たぶん音楽だけに限らず、ものづくりをする上でどうしても課題になってくるものだと思います。みなさんは音楽活動をしていく上で、それらとどのような距離感で関わっていこうと考えられているのか、お話を聞かせていただきたいのですが。

 

 

 

鈴木:僕らも100%これ!っていうのはあんまり考えないようにしてて。もちろん、これっぽいサウンドとか、こういう音の出し方したいねとか、みんなで参考音源出しあってたりするんですけど、そこから新しい何かを常に掛け合わせるようにしていますね。

 

清水:その結果、曲できる時には全然違う形になっていたりとかすることもよくあるね。

 

鎌田:個々の好きな音楽が違って、その違う好きなアーティストについてもお互い抵抗ないから、上手くブレンドするし、それが自分たちのバンドっぽさになっていると思います。

 

清水:バンドのラインと別に、自分が感動した音楽をただ貼ってくっていうラインがあります。4人とサポートキーボードのオオヤマさん(キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)で。感動したものはどんどん共有していくって感じにはしてますね。

 

 

・「わたし」のいない歌詞と風景の異化

Grace Cathedral Parkさんはどうですか?

 

安藤:音楽面に関してはやっぱりアンビエントとかにすごく影響を受けてますね。最近、アンビエントってなんだろうって考えるんですけど、多分それって、「私がいない」ってことだと思うんですよ。どんな人でも、その曲を聴いてそこに没入できるのが重要だと思っていて。で、本人(乾さん)がどういう思いで歌詞を書いてるかはわからないんですけど、客観的に見て思うのは歌詞もやっぱり、「私」ってものが薄いなって。一曲だけ歌詞に「私」っていう言葉が出てくるんですけど、その「私」っていうのも、一つのキャラクターを持った私とか、何か主張したいことがある私じゃなくて、匿名性のある「私」というか、そういうのだと思っていて。それが曲と合ってるのかなと思いますね。

 

 

あともう一個、曲作りの時に考えてるのが、ありのままの日常を写すんじゃなくて、何か風景を見ながら聴いた時に、その風景が別のものになるというか、時間がゆっくりになるみたいな。そういう異化作用がアンビエントっていうジャンルの一つの重要な意味だと思っていて。歌詞を見ていてもそういった異化作用みたいなものがあるかなと。例えば、「微熱」っていう曲では最初、「赤の交差点」っていう歌詞なんですけど、赤の交差点ってことは、止まってるじゃないですか。曲調も、始まった瞬間に周りの時間がゆっくりになる感じなんですけど、歌詞の面でも、何か止まった印象みたいなのが入ってくる感じ。

そういう、「私」がいないということと、周りの風景が異化されるというのが、曲の面でも歌詞の面でもあるのかな。それはまあ、特定の誰かに影響を受けてるというわけではなくて、アンビエントの意味っていうのを考えた時にそういうものが自然と生まれてるのかなと思います。

 

 

 

:私はバンドこれが初めてだったんですけど、曲を聴いた時に「あ、私のこと言っちゃダメだな」というのは最初に分かって。私がどう思ったとか、これが悲しかったとか。このバンドじゃ「私」って言葉あんまり使わないほうがいいのかなと。はじめに曲をもらった時に何も情報がない状態で集中して聴いて、浮かんできた映像とか、言葉とかをA4の紙にバーって書き出して、そこから組み立てていく、みたいなことをするんですが、そうすると風景の描写が先に来るし、そこに感情はあまりないんですよね。今の安藤くんの話も初めて聞いたんですけど、なんとなく共有できてたかな、よかったって思いました(笑)。

 

―特に共有とかをすることなくここまで成り立ってるのがすごいです…。グレースさんの歌詞って言葉数がすごく少なくて、そこにその言い過ぎない綺麗さがあるなと思っていて。曲自体がフィルターのようなもので聴いている人にそのフィルターそのまま渡されてるような気がします。それが「私」がいない、っていうことなのかなと。

 

:そうですね。歌ってるときとかも、PVみたいなのが私の中にあって。ライブとかは集中するためっていうのもあるんですけど、その映像を思い浮かべてたりしてますね。

 

清水:その映像って、作詞をする段階で出来上がっているんですか。

 

:いや、練習していくにつれて…。

 

―それはご自身の経験とか思い出から引っ張ってきたものだったりするんですか。

 

:それもあると思います。でも、私の思い出そのままではないですね。

 

―もっと客観化された映像、って感じなんでしょうか?

 

:見てる目はあるんですけど、そこに人間がいない感じっていうか。カメラのレンズみたいな。そういう感じですね。

 

 

 

「理由とか脈絡とかは自分でもよくわからない」

―マイティさんはどんな感じですか。影響を受けたものとの付き合い方、という話に戻るんですけど。

 

:曲を作ることへの影響っていう意味で言えば、好きな音楽を聴いたとか、いい映画を見たっていうのもわかりやすくあるし、別にただ駅まで歩いたとか窓開けたとかで感じたこととかの影響もあるんですけど。でも、例えばラブストーリーの映画を見て感動したからラブストーリーの曲ができるわけじゃないじゃないですか。晴れてたから晴れてるっていう曲ができるわけでもないし。内容的に反映はされてるかわかんないですけど、きっかけとしてはいろんなとこから影響は受けてます。

 

鎌田:知らず知らずのうちに取り込まれてるものが出てくるみたいな感じですか?

 

:そうですね、曲の中でもこの行はあの時見たようなことなのかなって思う時はあるんですけど、曲作りにあんまり段階がなくて。ギター持ってて歌を「出す!」みたいな感じなので、そこで完成されたものに関しては、理由とか脈絡とかは自分でもよくわからないです。

 

鈴木:言葉出す時って、さあ作詞するぞ!っていうよりはギターの音とともに言葉が出てくるって感じなんですか?

 

:曲作るぞって言ってやろうとする時もあるんですけど、そういう時は全然できなくて。できる時は、うーん、何がきっかけなんですかね…。例えば曲作りじゃなくても部屋で適当にギター弾いてる時はあるし、それでなんかツルツルでてきた時に、「あっ」って忘れないように書くんですけど。あと何か思いついて、頭で鳴ってるやつを再現しようとしても、楽器の能力的に再現できなくて、結局思ってたのと全然違う曲になっちゃう、とかはあるんですけど、そういう感じです。

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◯歌詞の存在理由

 ・みんなを一つにまとめる”バーベキューの串”

―じゃあ最後、歌詞を何のために書いているかっていうのを聞きたくて。歌詞って、何だと思いますか。歌詞の役割をどういう風に捉えられているのか。そもそも歌詞と演奏を分けて考えられているのか、そうでないのかも含めて。言葉も楽器の一つだ、っていうのもあると思うし。

 

葉平:YOTOWNって、みんなで歌詞を添削しあうというか、みんなで作るっていうバンドなんですけど、みんな妄想するのが好きで、妄想力、みたいなのをよくふざけてやったりしていて。どうでもいいシャレとかを、どんどんストーリー作っていって、膨らます、みたいなのが、ある意味長所かなと思ってるんです。歌詞の部分でいうと、この言葉にはどういう事情があって使われているのかとか、っていう、背景みたいなものを、僕らの中で世界観作りをして、使うようにしています。どうですかね。

 

鎌田:そう思います。演奏対歌詞、っていうような感じだとしたら、俺が思うのは、歌詞はやっぱり司令塔みたいな感じなのかなと思うんですけど。音って、振動だから、それだけで伝わるのもあるし、各々の解釈で、踊ってよ、みたいな、歌詞がない音楽って、そういう感じじゃないですか。でも歌詞って、言葉という、辞書で調べたら、明確な定義があるものを、音楽の中に埋め込むっていうわけだから、こっちだぞ、っていうのを示す、そういう指揮者、司令官みたいな役割なのかな、と思っていて。音楽だけだと、自由すぎてしまうから、人々がみんなでひとつになったりするために必要最低限な不自由さというか、みんなを統合するような作業なのかなって思いますね。

 

音楽だけだと、どういうテンションなのか明確には示されてなくて、まあ各々の踊り方がある。それもすごい素晴らしいんだけど、集まった人たちが、やっぱりこういう感じだよね、って再認識するための、すごく手っ取り早い手段かなと思います。

 

王野:なんか、串みたいなイメージかな。バーベキューの肉と、ピーマンと、みたいにいろいろな要素があって、最終的に、曲の最初から最後までを、一個の完成した形に全部まとめるもの。串。リズム要素としてもそうだし、意味としてもそうだし、世界観的にも、そうなのかなと。

 

 

・言葉で曲を壊さないようにしたい

―ありがとうございます。Graceさんはどのように捉えてらっしゃいますか?

 

:歌詞の役割ですよね…。私結構、安藤くんが作った曲を、どれだけ壊さずに、そこに言葉を入れるか、みたいなのを一番気にしていて。無自覚だったけど、たぶん歌詞で演技をしているんだと思います。「歌詞」は自分とは、全然違うし。Graceのイメージ、みたいなのがあるように思うんですけど、それを絶対に壊したくないから、歌ってるときも、どう立とうかなって考えてます。歌詞もおんなじなんですけど。ぶち壊さないように、極力静かにしとこう、みたいな(笑)。そんな感じです。曲を壊さないようにするのが歌詞かなって。

 

―引っ張るぞっていうよりは、曲でできているイメージを、サポートするというか、補完するくらいの。

 

:やっぱり言葉が入ると、どうしても強くなっちゃうから。安藤くんの曲は特に、そういう感じがあるので。壊さないように。最近は歌詞いらないんじゃない?みたいな話にもなってきていて。もっと言葉未満の、呪文みたいな、よくわからない言語みたいなのも合うんじゃない?みたいな話を最近します。

 

―そもそもアンビエントミュージックって、ポスト・クラシカルだったり、ポスト・ロックだったり、インストっていうか、言葉がないものも多いじゃないですか。だから、声を、結構楽器の一つとして、音をただ重ねるだけっていうような感じで、歌ってらっしゃるのかな、って思っていて。言語じゃない何かを発するとおっしゃってましたけど、シガー・ロスとかもそうじゃないですか。適当に唸っているだけ、みたいな、そういうイメージがあったんですけど、いずれそういうところに行き着くかもしれないと…。

 

:かもしれないですね。

 

―そのなかでも、なんで、いま日本語の歌詞で歌っているのか、っていうのが、逆に不思議というか、いい意味でなんですけど。

 

:でも一曲英語の曲があって。実は。映画の主題歌を書いてください、っていう話で。今までとは違って、映画のストーリーがあって、それも多分映画をどう壊さずに、新しい言葉を載せられるか、というのを意識していたと思います。

 

―それは英語にしろ日本語にしろ変わらず、ですかね。歌詞がメインではなくて。

 

:メインではない気がします。

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・自分が「かっこいい」と思えるかどうか

―マイティさんはどうでしょうか?

 

:僕らはバンドだから、バンドの価値、基準みたいなものは、かっこいいかどうか、じゃないですか。カッコよければオッケーっていう考え、価値観があって。カッコ良さっていうのは人それぞれ違うし、要素としても、コード進行が斬新でかっこいいとか、顔がかっこいいとか、使っている楽器がかっこいいとか、いろんな「かっこいい」があって、そのひとつとしての、歌詞っていうのがあると思うんですけど。

 

曲作るときは、歌詞はすごい大切だと思うんですけど、一方でどうでもいいみたいなことがあって。歌詞が全然良くなくても、紙に書いて、読んだ時に全然なんだこれ?っていうのでもかっこいいものはかっこいいし、詩として成り立っていても、バンドでやったときに、あんまりピンと来なかったりしたらそれはやりたくないから。それこそソウル・ミュージックで言ったら、オーティス・レディングとかのガッタガッタていうのが好きで、意味はなんだか知らないですけど、かっこいい、っていうのがあるから、だから歌詞だけ、歌詞の完成度とか、それを成熟させて高みに行きたいっていうよりは、それをバーンとやったときに、かっこいいと思ったら、いいなっていう。

 

 

―演奏やステージングと対等で、かっこいいの基準に合うかどうかが、ギターの音だったり、ベースラインだったり、と一緒で、歌詞もそのひとつに過ぎないという。

 

:かっこいいと思うのも、自分がバンドとかみたり音楽聴いたりして、かっこいいかどうか、っていうのは、瞬間的にわかることじゃないですか。分析しようと、なんでだろうと考えたら、歌詞がいいからかなとか、楽器の音が好きだからかなっていうのはあるけど、その分析を、自分たちでやる音楽では、あんまりできないし、聴く音楽でも、その分析があってるのかどうかはわからないから。感覚的なかっこいいっていうのを大切にしたいですね。

 

 

 

WMS.4
2018年10月19日(金)
代官山SPACE ODD(http://spaceodd.jp
開場:17:30、開演:18:00
チケット:前売り2500円、当日3000円 +1ドリンク
<出演者>
向井秀徳アコースティック&エレクトリック / Gateballers / YOTOWN /
マイティマウンテンズ / Grace Cathedral Park

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【特別対談企画】プロローグ・WMS.4出演の学生アーティストを紹介

 

こんにちは。3年のりょうけいです。いよいよ僕たちのイベントWMS.4が迫ってまいりました…。今回はイベントに関連して、特別企画・プロローグ編を公開します。

 

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10月19日のWMS.4に、学生アクトとしてGrace Cathedral Park、マイティマウンテンズ 、YOTOWNの3組を呼んだのは、彼らの楽曲、ライブパフォーマンスはもちろんですが、一番は歌詞に強く惹かれたからでした。普段生活していてはなかなか出会えないようなことば、日本語/英語の質感を最大限に生かした節回し、メロディに張り付くフレーズ。ことばは、音づくりとはまた違う表情を曲に与えます。様々な解釈が可能な「音」よりも、「ことば」はよりダイレクトに僕たちの耳に入ってきます。

 

このことばを書いているアーティストたち、それもぼくたちと同世代の学生アーティストたちは、どんなことを考えているのだろう。歌詞は、彼らの中でどのような存在なのだろう。少し大げさですが、そんな疑問が漠然とありました。単純な好奇心もありつつ。

 

ライブはもちろん楽しみです。だけど、ライブ以外にも、アーティストたちを知ってもらう機会を持ちたい!と思いました。

 

そこで僕たちは、WMS.4のサブテーマとして、アーティストたちの「ことば」について取り上げることにしました。ライブや音源だけでは知ることができないような、彼らの「ことば」に対する考え方や、思いを知るひとつのきっかけとなれば幸いです。

 

はじめにこの記事では、3組の学生アーティストそれぞれが持つ歌詞の魅力をお伝えできればと思います。ちなみに紹介している曲はどれも、今年のワセレココンピ『Waseda Music Selection 2018』収録曲です!

各アーティストのsoundcloudなど、URLも挿入しておきます。ぜひ、音源を聴きながら、歌詞を追いながら、読んでいただきたい!そして、この記事を読んで少しでも印象に残ったことばがあれば、それを胸に、ライブに足を運んでいただければ本当に嬉しいです…。

 

 

―Grace Cathedral Park

 

 

深いリバーブの効いたギター・アルペジオに、遠く響く歌声が美しく絡み合う、ポスト・ロック〜アンビエントな曲調。ドラムのいない構成が、楽器の音をより繊細に、はっきりと際立たせている。言葉数少ない歌詞は、浮遊感のあるメロディラインにうまく乗せられていて、構成をがっしりと支えている。

 

夕の音が 重く

この部屋に 積もる

先の火が 揺れて

沈みゆく この街すべてが

 

神様のいない 三月の日々に

大きな呼吸で

消えてゆく 私のすべて

ゆっくりと 溶ける

灰色の煙に なって

 

煙が 夜に

 

(Grace Cathedral Park / 三月の煙 作詞:乾真裕子、作曲:安藤秀満)

 

歌詞の一音一音がゆったりとした響きをもっていて、ヴォーカルの透き通った声がそれをますます引き立てています。正直、歌詞を一読しただけでは、バンドのイメージする情景がわかりづらいのだけれど、そこがGrace Cathedral Parkの魅力です。何度も聴いてやっと、自分なりの景色が思い浮かんだりする。ことばと音を通して、リスナーに新しい視界を与えてくれるようなバンドです。

 

 

 

―マイティマウンテンズ

 

覇気がありつつも、優しい言葉で歌うロックンロール・ナンバーが魅力のマイティマウンテンズ。飾り気のないライヴパフォーマンスは聴く人の心をグイっと鷲掴みにします。ヴォーカルのしゃがれた声がたまらなくかっこいい。

 マイティの歌詞の特徴は、作詞者の主観が包み隠さず表れている歌詞です。ただ感じたこと、見えたことをありのままに言葉にしてメロディに乗せる潔さが、人を惹きつけるのだと思います。

 

 

僕の心の中は誰もいないプールサイドのように静かで

夏の視線を浴びた水面がきらっと光って僕は眩しい

 

水色の夏の空 ガラスの色は何色

 

揺れる電車の窓はさよならが見えるように光だけ透き通す

忘れかけてた事が切り取られて僕の目の前に貼り付く

 

オレンジ色の夕暮れ 涙の色は何色

 

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

放って置かれたら消えちゃいそうな君は まるでアイスクリーム

 

少しばかりの出来事と忘れられない思い出 焼き付いてる

 

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

放って置かれたら消えちゃいそうな君は まるでアイスクリーム

(マイティマウンテンズ/ アイスクリーム 作詞作曲:オクマサハル)

 

 

 

―YOTOWN

 

ソウル〜R&Bの素養を下地にしつつ、それをポップスへと昇華させるYOTOWN。どっしりとしたグルーヴ感のある演奏と、ソウルフルなパートも、優しいバラード調のパートもそつなく歌い分ける圧倒的なヴォーカルの歌唱力には、思わず踊り出してしまいます。

グルーヴィな曲って、演奏以外も、つまりことばもファンキーでグルーヴがないといけないんじゃないか、と思っています。YOTOWNのことばは、その意味でまったく、超ファンキーです。語感について、一番計算しているバンドだと思います。

 

眠れぬ夜見上げながら、耳元を流れるmusic

くちびるつんと尖らせて (Long vacation)

あと何回揺られたら 君は僕と夢に落ちて

すてきな音響かせるの?(Don’t stop music)

 

愛の言葉を聞いて 僕の心を聴いて

 

まどろみの中蘇る 君と僕の秘密のこと

忘れてしまいたくないよ(Don’t forget me)

アルバムももう最後の曲 うたた寝はもうやめにしよう

おやすみシベリア鉄道

 

愛の言葉を聞いて 僕の心を聴いて

 

終わらないOh, what a night.

(YOTOWN / cha cha 作詞作曲:YOTOWN)

 

 YOTOWNの歌詞はメロディにいい意味で粘っこくくっついていて、聴いていてすごく気持ちがいいんです。言葉遊びにも近い要素がありつつ、YOTOWNならではの世界観もきちんと成立していて、聴きごたえがあります。クレジットがYOTOWN表記になっているのも気になりますよね。

 

 

 

明日、本編を公開いたします。

ライブも本当によろしくお願いします!10月19日、代官山でお待ちしてます。

WMS.4 情報解禁!

 

こんにちは。

「WMS.4(Waseda Music Showcase vol.4)」が、今秋も開催決定いたしました!

 

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WMS.4

2018年10月19日(金)

代官山SPACE ODD

開場:17:30、開演:18:00

チケット:前売り2500円、当日3000円 +1ドリンク

 

出演は以下の5アクトです。本当にライブが楽しみなアーティストさんが揃いました!

 

 

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Gateballers

今年初めにリリースした『「The all」=「Poem」』が各媒体で絶賛を博し、初のレコ発全国ツアーも成功させたことが記憶に新しいです。1stアルバムの正統日本語ロックの流れを引き継ぎつつ、惜しみない実験的な挑戦も詰め込まれた名盤!4人体制となったことで可能性がますます広がり、ステージは迫力のあるものになっています。

 ホームページ:https://www.gateballers.com/

 Twitter:@gateballers

 

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向井秀徳アコースティック&エレクトリック

ソロでのステージングながらも圧倒的な存在感を放ち、見るものの視線を釘付けにするようなライブは圧巻です。これぞ向井秀徳、なジャキジャキとしたギターの音が大好きです。凄みのある声ながら親密さも持っているような、不思議な感覚があります。

ホームページ:www.mukaishutoku.com

 

 

 

gcp

Grace Cathedral Park

ポスト・クラシカル〜アンビエントなサウンドは学生とは思えないような完成度を誇ります。

ディレイを効かせてアタックを抑えたギターと、静かに響くヴォーカルの遠い声が絡み合う。周りを漂う空気さえも、演奏の一部として染み込ませていくようなライブが魅力です。

Twitter:@gracepark_band

 

 

mighty

マイティマウンテンズ

「出れんの!?サマソニ!?」への出場を決めるなど、日本語ロックンロール・シーンにおいて存在感を増しつつあるマイティマウンテンズ 。ロックへの真摯な姿勢を持ち、しかもカリスマ性があって、本当にかっこいい。

Twitter:@mighmou

 

yotown

YOTOWN

圧倒的な演奏力が下支えする、ファンク〜ソウル/R&B実力派バンド。6月にリリースされた1st EP『Gatan Goton』は必聴です!

演奏もさることながら、日本詞/英詞問わず軽やかに、時に熱く歌いあげるヴォーカル・センスも抜群。絶対に踊っちゃう。

Twitter:@yotown88

 

 

冒頭にも少し載せましたが、以下概要です!

ご予約も今日から受け付けますよ。

 

概要

WMS.4

開催日:2018年10月19日(金)

場所:SPACE ODD(東京都 代官山 http://www.spaceodd.jp

開場:17:30

開演:18:00

チケット:前売り2500円、当日3000円 1ドリンク制

出演:Gateballers、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、Grace Cathedral Park、マイティマウンテンズ、YOTOWN

運営:Waseda Music Records

 

チケット予約は下記メールアドレスにて承ります。枚数とお名前をご明記の上、ご連絡ください。

wasedamusicrecords@gmail.com

eプラス、ローチケでのチケット販売開始は8月10日から!こちらもご利用ください。

 

アーティストの発する「言葉」、音楽にまつわる「言葉」に着目したサブコンテンツも準備中です。こちらもご期待あれ。

 

何度も言いますが10月19日ですよ!みなさま授業終わり、仕事終わりにぜひお立ち寄りください。絶対にいいライブになるはず。SPACE ODDでお待ちしてます。

 

 

【ライブレポ】くまロック vol.21

 

2018年5月22日、

長くなった日が少しずつ落ちる夕暮れ

 

雑踏のセンター街をくぐり抜けた先、

渋谷チェルシーホテル にて

 

『くまロック vol.21』

 

 

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「どうも、ペトリコールズです」

声と楽器が鳴った。スポットライトが眩しくて私は目を閉じた。くまロックvol.21の幕開けだ。

爽やかなギターのリフと男女ツインボーカルが特徴的な彼ら。足取り軽やかながらも強く、トップバッターとしてイベントを引っ張ってくれるような、そんな気がした。

 

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なんといってもVo.Gt.のサカモトコウタの、オーディエンスを巻き込んで置いてかない声掛けが、絶妙に良い。気づけばみんな笑顔になってしまう。

MCから、それまでとは違った表情を魅せる曲『ターミナル』へ。キーボードの醸し出す独特の雰囲気と、リズムを裏拍で取るような横揺れ感。MVにもなっているこの曲は、映像作品としても私は好きだ。これからペトリコールズを聴く人の、きっかけのひとつになりそうだ。

最高の音で、イベントスタートだ。

 

 

 

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ステージが始まった途端、会場の空気がその独特な世界感に包まれる。まるで夢の中にいるような感覚に。神秘的で幻想的、思わず惹き込まれてしまう美しさがGrace Cathedral Parkにはある。

それぞれの楽器から奏でられる音がお互いを引き立て合いながら混じり合う…そこにヴォーカルの透き通った歌声が入ることでずっと聴いていたくなるような心地良さが生まれている。ドラムレスバンドならではの良さが溢れる演奏だった。

醸し出される雰囲気、音の調和、メロディー、リズム、すべてがまとまって多くの人を魅了する、本当に素敵な空間が作られていた。

 

 

 

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続いて登場したのは、本イベントでは唯一のスリーピースバンド、さよならさんかく。

特に印象的だったのは、ギターボーカルの透き通った可愛らしい声だ。
そこに、落ち着きながらもどこか情熱を感じるベース、ドラムが絶妙に重なって、心にじんわりと響いた。

バンド全体がゆるっとした雰囲気で、ライブを観ていても穏やかな気持ちになった。

音源ももちろん良いが、ライブでしか感じることのできない雰囲気がとても良い。

CDもリリースするなど精力的に活動中の彼ら。今後の活躍に注目だ。

 

 

 

 

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都内で活動中の四人組バンド、montblancz。

ドリームポップやシューゲイザーに影響をうけた、幻想的で浮遊感があるサウンドが特徴だ。

癖のない空気に馴染んでいくような伸びのあるボーカルと確かな演奏力のあるバンドサウンドがとても印象的で、思わず目を瞑って空想にふけりたくなるような音楽だな、と感じた。

私はシューゲイザーは普段そこまで聞かず、正直いうと単調な曲が多いのではないかという偏見のようなものがあったが、montblanczは曲の構成がシンプルながらもしっかりしているからか飽きることなく聞くことができた。

曲の後半で照明が夜明けのように明るくなってギターが掻き鳴らされていくのをきいた時に、鳥肌がたった。開放感がたまらなく良くて、聞けてよかった!と感じた。

陶酔感のある音を浴びたいって時にぴったりなmontblancz、とってもおススメです。

 

 

 


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初期のエレファントカシマシや竹原ピストルズを彷彿とさせるような力強いヴォーカルと陽気でキャッチーなメロディー。そして自然に体が踊りだすような雰囲気。

マイティマウンテンズだ。

彼らよりも前に演奏したバンドはどちらかというとエモい感じの曲が多かったこともあって、マイティマウンテンズのもつエネルギッシュさを今日は特に強く感じた。

音源にもなっている、『なっちゃう』のギターが鳴る。不思議と”踊りたくなっちゃう”雰囲気に会場が包まれ、そんな熱量に引き込まれるようにして、前へ前へ、と人が集まっていく。

 

いよいよイベントも終盤戦だ。

 

 

 

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今回のくまロックのトリを務めてくれたのは、the Still。

どの曲もメロディーラインが美しく、男性ヴォーカルがキーボードを奏でる4ピースバンド。曲の持つ感情に引き込まれるような澄んだ歌声はどこか切なく、細い線のようにまっすぐ耳に届いた。

そして、そこに繊細さを持ち合わせたギターのサウンド、跳ねるようなベース、安心感のあるドラムが重なり、the Stillの音として会場を惹きつけていた。
また、当日販売していたEPは、ダウンロードコードにポストカードのような歌詞カードをセットにしているというこだわり。

Apple Musicでも聴くことができるので、ぜひチェックしてもらいたい作品です!

 

 

 

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20回目という節目だった前回から約1年。

今の早稲田には、次々と新たな音楽が台頭し、その熱を高めている。

 

 

くまロックビラ(最終版・文字グレー)-01

 

 

『くまロックvol.21』

 

ここに出演していたアーティストは、いつかの貴方にとって最高の音楽家になっているかもしれない。

彼らの”今”を、どうか見逃さないで、聴き逃さないでほしい。

 

 

美味しいお酒と空っぽになったタッパーを抱えた、帰り道の道玄坂で、私の体はどこかワクワクしていた。

 

 

 

音楽万博interview:ちんどん研究会 風街宣伝社

『音楽万博』まであと4日!

出演者の方へのインタビュー最終回は、“ちんどん研究会 風街宣伝社さまの記事をご紹介します。

 

チンドン屋というと、楽器を鳴らし鳴珍しい出で立ちで人目を集め、その地域の商品や店舗などの宣伝を行う広告業のひとつですが、なんと早稲田大学にはそんなチンドン屋として活動するサークルがあるのです。

 

早稲田大学のちんどん研究会、風街宣伝社は関東で唯一の学生チンドンサークルとして活動されています!

 

今回お話を伺ったのは、昨年入会されたという坂上さんです。

 

〇チンドンを始めたきっかけ

―関東で唯一のチンドンサークルということでやはり珍しい活動だなという印象ですが、なぜ入ろうと思ったのですか?

 

私はもともとチンドンについてよく知らなかったのですが、仲の良い友達が入ったのを聞いて練習を見に行き、着物を着て派手な格好もできるし面白そう!と思いやってみようと思いました。

前にピアノを習っていたり昭和の歌謡曲も聴いたり、根本的に音楽に触れるのは好きでしたね。

 

―チンドン以外には普段どんな音楽を聴いていますか?

 

私はアイドルが好きなので欅坂46だったり、あとは椎名林檎とかもよく聴きます。

チンドンには関連づいていないんですけど、みんなサブカルチャー寄りのものは好む傾向にあるかなと思います。

 

〇活動について

―普段はどのような活動をされているのですか?

 

週二日、個人で楽器の練習をしたり、みんなで合わせて通したりしています。

今日も太鼓のリズムの基礎を教えてもらい、それに合わせて先輩がサックスを吹いて、といった感じで練習していますね。

依頼があると、商店街などを練り歩いてにぎやかしをしたりお店を宣伝したりしています。

 

―サックスなど楽器のお手本音源のようなものはあるのですか?

 

チンドンの基本曲があるのでその楽譜を見て、分からないところはYoutubeなどを参考にしています。

チンドンの定番曲というと、「竹に雀」「千鳥」などのお囃子のような曲がありますね。

 

その「竹に雀」がこちら。「竹に雀」とは取り合わせのよいことの例えで、おめでたい席や行事で活躍するチンドン屋にとっての定番曲になっているそうです。

 

―音楽というよりパフォーマンス色が強い印象があります。他の音楽系のサークルだと耳で聴いて真似する、ということが多いですがチンドンの場合は動画や実際のチンドンを見てお手本にするという感じなんですかね?

 

そうですね、私はそうしています。

プロのチンドン屋の方をお目にする機会もあるんですけど、技術もあり盛り上げ方も違い、見ていてうわぁかっこいいな!って思いますね。

 

―他にはどんな楽器を使うのですか?

 

アコーディオンを練習中で、他にはトランペット、クラリネット、ゴロス太鼓などがあります。もともと吹奏楽をやっていた人も多いです。

 

―先ほど太鼓の練習をしていたということでしたが、アコーディオンも演奏するのですね!

 

人数が少ないのでいろいろな楽器ができたほうが良いということもありますが、楽師だけではなく先頭に立って指示を出す太鼓の担当もやってみるとどちらの気持ちもわかるんです。そうすると息も合わせやすくなりますね。タームごとに役割を回していくこともあります。

 

―依頼以外でチンドンをすることはあるのですか?

 

町に繰り出すということはないですが、愛知・萩原のチンドン大会に参加します。スポンサーの方の宣伝を4分間ステージ上で行い競い合うんですけど、今年度は早稲田が4位だったのでその賞金で手羽先を食べに行きました(笑)。

 

―いいですね(笑)。競い合う上での見られるポイントというのはどういうところなのでしょうか。

 

いかに手の込んだ演出か、盛り上げどころ、決めどころがあるか、もちろん技術力も必要です。でも分かりやすくてインパクトのある演目が上になったりはします。衣装が派手だったりとか…いかに面白く宣伝するか、ですね。

 

昨年行われた萩原でのチンドン祭りの模様がこちら。

歌、演奏と寸劇のような形で靴屋さんの宣伝がされていますね!

 

―最後に、『音楽万博』への意気込みなどありましたらお願いします。

 

チンドンは面白いパフォーマンスをしながらもそれなりに努力をしていかなければならないシビアなもので…今年で2年生になるので、もっと実力をつけて自信をもって取り組みたいと思います!

 

―にぎやかなパフォーマンスが見られるのを私も楽しみにしています。本日はありがとうございました!

 

早稲田ちんどん研究会 風街宣伝社

HPhttp://kazemachingdong.web.fc2.com/index.html

Twitterhttps://twitter.com/kazemachi_wsd

 

48日(日)、ワセレコ主催『音楽万博』!

入場無料早稲田大学学生会館B201にて14時開場です。

タンゴ、ちんどん、ケルト、三味線の4サークルが集結するのはなかなか無い機会なのではないでしょうか。

この機会にぜひ、民族音楽の魅力に触れてみてください!

どなたでもご来場いただけます、お待ちしております( ˘͈ ᵕ ˘͈ )

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