【特別対談企画】プロローグ・WMS.4出演の学生アーティストを紹介

 

こんにちは。3年のりょうけいです。いよいよ僕たちのイベントWMS.4が迫ってまいりました…。今回はイベントに関連して、特別企画・プロローグ編を公開します。

 

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10月19日のWMS.4に、学生アクトとしてGrace Cathedral Park、マイティマウンテンズ 、YOTOWNの3組を呼んだのは、彼らの楽曲、ライブパフォーマンスはもちろんですが、一番は歌詞に強く惹かれたからでした。普段生活していてはなかなか出会えないようなことば、日本語/英語の質感を最大限に生かした節回し、メロディに張り付くフレーズ。ことばは、音づくりとはまた違う表情を曲に与えます。様々な解釈が可能な「音」よりも、「ことば」はよりダイレクトに僕たちの耳に入ってきます。

 

このことばを書いているアーティストたち、それもぼくたちと同世代の学生アーティストたちは、どんなことを考えているのだろう。歌詞は、彼らの中でどのような存在なのだろう。少し大げさですが、そんな疑問が漠然とありました。単純な好奇心もありつつ。

 

ライブはもちろん楽しみです。だけど、ライブ以外にも、アーティストたちを知ってもらう機会を持ちたい!と思いました。

 

そこで僕たちは、WMS.4のサブテーマとして、アーティストたちの「ことば」について取り上げることにしました。ライブや音源だけでは知ることができないような、彼らの「ことば」に対する考え方や、思いを知るひとつのきっかけとなれば幸いです。

 

はじめにこの記事では、3組の学生アーティストそれぞれが持つ歌詞の魅力をお伝えできればと思います。ちなみに紹介している曲はどれも、今年のワセレココンピ『Waseda Music Selection 2018』収録曲です!

各アーティストのsoundcloudなど、URLも挿入しておきます。ぜひ、音源を聴きながら、歌詞を追いながら、読んでいただきたい!そして、この記事を読んで少しでも印象に残ったことばがあれば、それを胸に、ライブに足を運んでいただければ本当に嬉しいです…。

 

 

―Grace Cathedral Park

 

 

深いリバーブの効いたギター・アルペジオに、遠く響く歌声が美しく絡み合う、ポスト・ロック〜アンビエントな曲調。ドラムのいない構成が、楽器の音をより繊細に、はっきりと際立たせている。言葉数少ない歌詞は、浮遊感のあるメロディラインにうまく乗せられていて、構成をがっしりと支えている。

 

夕の音が 重く

この部屋に 積もる

先の火が 揺れて

沈みゆく この街すべてが

 

神様のいない 三月の日々に

大きな呼吸で

消えてゆく 私のすべて

ゆっくりと 溶ける

灰色の煙に なって

 

煙が 夜に

 

(Grace Cathedral Park / 三月の煙 作詞:乾真裕子、作曲:安藤秀満)

 

歌詞の一音一音がゆったりとした響きをもっていて、ヴォーカルの透き通った声がそれをますます引き立てています。正直、歌詞を一読しただけでは、バンドのイメージする情景がわかりづらいのだけれど、そこがGrace Cathedral Parkの魅力です。何度も聴いてやっと、自分なりの景色が思い浮かんだりする。ことばと音を通して、リスナーに新しい視界を与えてくれるようなバンドです。

 

 

 

―マイティマウンテンズ

 

覇気がありつつも、優しい言葉で歌うロックンロール・ナンバーが魅力のマイティマウンテンズ。飾り気のないライヴパフォーマンスは聴く人の心をグイっと鷲掴みにします。ヴォーカルのしゃがれた声がたまらなくかっこいい。

 マイティの歌詞の特徴は、作詞者の主観が包み隠さず表れている歌詞です。ただ感じたこと、見えたことをありのままに言葉にしてメロディに乗せる潔さが、人を惹きつけるのだと思います。

 

 

僕の心の中は誰もいないプールサイドのように静かで

夏の視線を浴びた水面がきらっと光って僕は眩しい

 

水色の夏の空 ガラスの色は何色

 

揺れる電車の窓はさよならが見えるように光だけ透き通す

忘れかけてた事が切り取られて僕の目の前に貼り付く

 

オレンジ色の夕暮れ 涙の色は何色

 

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

放って置かれたら消えちゃいそうな君は まるでアイスクリーム

 

少しばかりの出来事と忘れられない思い出 焼き付いてる

 

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

アイスクリームみたい アイスクリームみたい

放って置かれたら消えちゃいそうな君は まるでアイスクリーム

(マイティマウンテンズ/ アイスクリーム 作詞作曲:オクマサハル)

 

 

 

―YOTOWN

 

ソウル〜R&Bの素養を下地にしつつ、それをポップスへと昇華させるYOTOWN。どっしりとしたグルーヴ感のある演奏と、ソウルフルなパートも、優しいバラード調のパートもそつなく歌い分ける圧倒的なヴォーカルの歌唱力には、思わず踊り出してしまいます。

グルーヴィな曲って、演奏以外も、つまりことばもファンキーでグルーヴがないといけないんじゃないか、と思っています。YOTOWNのことばは、その意味でまったく、超ファンキーです。語感について、一番計算しているバンドだと思います。

 

眠れぬ夜見上げながら、耳元を流れるmusic

くちびるつんと尖らせて (Long vacation)

あと何回揺られたら 君は僕と夢に落ちて

すてきな音響かせるの?(Don’t stop music)

 

愛の言葉を聞いて 僕の心を聴いて

 

まどろみの中蘇る 君と僕の秘密のこと

忘れてしまいたくないよ(Don’t forget me)

アルバムももう最後の曲 うたた寝はもうやめにしよう

おやすみシベリア鉄道

 

愛の言葉を聞いて 僕の心を聴いて

 

終わらないOh, what a night.

(YOTOWN / cha cha 作詞作曲:YOTOWN)

 

 YOTOWNの歌詞はメロディにいい意味で粘っこくくっついていて、聴いていてすごく気持ちがいいんです。言葉遊びにも近い要素がありつつ、YOTOWNならではの世界観もきちんと成立していて、聴きごたえがあります。クレジットがYOTOWN表記になっているのも気になりますよね。

 

 

 

明日、本編を公開いたします。

ライブも本当によろしくお願いします!10月19日、代官山でお待ちしてます。