【特別対談企画】学生アーティストたちの「ことば」

 

 

 こんにちは!前回アップした《【特別対談企画】プロローグ・WMS.4出演の学生アーティストを紹介》はもう読んでいただけましたでしょうか。今回はいよいよ本編!ということで、9月中旬に敢行した、Grace Cathedral Park、マイティマウンテンズ、YOTOWNの3バンドの対談を公開いたします。

 

WMS.4のサブテーマである、アーティストたちの「ことば」。ライブや音源だけでは知ることができないような、彼らの「ことば」に対する考え方について存分に語っていただきました。

 

それでは、早速どうぞ!

 

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◯声と歌詞の相関関係

・全員でうみだす”歌詞”という音

―ボーカルもサウンドも三者三様で、それぞれのバンドの中で声と歌詞の関係がすごくマッチしているなという印象を受けたのですが、曲作りに関して声の特徴などを意識しているんでしょうか。歌詞と声が合うような曲作りを意識的にされているんでしょうか。

 

鈴木(YOTOWN / Vo.):結構僕は歌の途中で勝手にスキャットを入れたりするんですが、言葉にはなってないけど、音として聞いた時に体を揺らしたくなるような、声も楽器、みたいな感覚は常に大事にしています。言葉についても、例えば「雨の女神様」っていう曲とかは、最初のAメロではカ行が多いんですよ。それでカッカッカッカていうリズミカルな雰囲気を出して引き込むように意識しています。で、サビになった瞬間に「踊ろうよ〜」ていう母音のオが多く入る歌詞にすることでのっぺり感を出すみたいな。まあこれは後付けというかだんだん演奏する中で気付いてったことでもあるんですが。

 

―無意識に書いてるってことですか?歌詞を。

 

鎌田(YOTOWN / Dr.):いや、意識的ですね。作詞作曲のクレジットをYOTOWNにしているんですけど、なるべくバンド全員で歌詞を書くようにしていて。それは客観性を持たせつつ、全員が違和感なく演奏できるような歌詞にするためなんです。そういう意味でボーカルの(鈴木)葉平さんが自分自身だとわからないようなキャラクターとか、旨味みたいなのを俺らメンバーがキャッチしてそれにマッチするような言葉を当てはめたりしてます。さっき洋平さんが言った「雨の女神様」は、歌詞は半分葉平さんで、それをメンバー全員が添削会みたいな感じにして作りました。

 

 

 

鈴木:僕が歌詞をポンって投げて、それを「これってどういうこと?」みたいに会議するんですよ。それでお互いのイメージしてる世界観を一つにして、一個のストーリーにするみたいな。

 

YOTOWN一同:やったね()

 

清水:で、そっから添削会。こっちの言い回しはこっちにした方がいい、みたいな。

 

―それは他のメンバーさんが 鈴木さんの歌声を念頭に置いて?

 

鎌田:そうですね、葉平さんは言葉の聴かせ方が上手なので。

 

鈴木:もう単純に歌詞としてよりいいものとか、歌詞が音として聞こえた時によりいい響きになるように、みんなが咀嚼して一番いい形として出してくれてるって感じですね。

 

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「自分で表現したかったものだけに沿って歌詞もつけちゃうと多分独りよがりなものになっちゃうかな」

―ではGrace Cathedral Parkさんはどんな感じですか。乾さん(Grace Cathedral Park/Vo.)が作詞で、作曲は安藤さん(同/Gt.)とクレジットされていますが、メロディはどちらが作られてるんですか。

 

安藤:はい。

 

―そうなんですね、それはやっぱりボーカルの乾さんの声を意識して、作られてるんでしょうか。

 

安藤:そうですね。でも、曲作りの段階では本当にメロディだけで。歌詞の内容とかも考えてなくって。逆に歌詞とメロディを分担することで作ってた時のイメージと違うような歌詞をつけられることはあって。そうすると曲を客観的に見ると違う一面があるんだって思うことはありますね。

 

―先に曲ができて、そのデモを乾さんにお聞かせして、歌詞がつくって感じですか。イメージの共有の過程とかはされるんですか?

 

:あんまりないです。でも仮タイトルみたいのがついてる時はあって。その時はそれを見て、こういうイメージにしたいのかな、って推測はするんですけど。好きなように書いてます。

 

―そこはあえて、純粋に曲だけから、感じたことをそのまま書くという。

 

:そうですね。

 

安藤:イメージを固めすぎると主観的になりすぎちゃって、自分ではこういうものを表現したつもりでもやっぱり周りからみるとそうではなかったりするから。自分で表現したかったものだけに沿って歌詞もつけちゃうと多分独りよがりなものになっちゃうかなと。

 

:でもイメージと違うものを書いたら申し訳ないなっていう気持ちは常にあります(笑)。

 

―「これは違くない?」ってなったことはありますか。

 

安藤:違うけど、こっちの方がいいな、みたいになりますね。

 

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「僕が曲作っても作らなくても誰も困らないじゃないですか、世の中。」

 

―なるほど。マイティマウンテンズさんはいかがですか。

 

奥(マイティマウンテンズ/ Vo.):なんでしたっけ…。

 

―声と歌詞の関係についてですね(笑)。奥さんが作詞作曲されてるんですよね。

 

: そうです。全部自分だから、自分しか歌わない曲だし。自分の声も歌い方とかもよくわかんないんで特に考えてないですね。

 

―そのまま、思うままにって感じですか。歌詞についてバンドの他のメンバーの方でどうこうみたいなのは特にないですかね。

 

遠藤(マイティマウンテンズ/ Gt.):うん…。なんか、いいですね(笑)。

 

:曲作り的なこと言うと、僕がギターで弾き語り的なかんじで曲を作るんですけど、他のパートは、それぞれのメンバーが自分で考えているので。基本的に勝手に分業でやってますね。

 

清水:あ、一個聞いてもいいですか?奥さんはギターとボーカルをされてるんですよね。僕、もう一個バンドやってるんですけど、それはギターの子が全部曲を作っちゃってボーカルは全然歌詞には関わってないっていう感じなんです。ボーカルの方が自分で曲を作る時って、自分のキャラ付けみたいなことをするのかなっていうのがすごく気になるんです。自分をプロデュースした自分を出すのか、それとも初めからある自分らしさだけで曲を作るのか。

 

:僕、バンドはこれが初めてみたいなもんだから、あんまり他のとこはよくわかんないんですけど。曲を作るのは、世間に対して自分を主張したいとか、何かを伝えたいってことはなくて、バンド凄いカッコ良かったから、やってみたいと思って。曲がないとできないから作るんですけど、まあ僕が曲作っても作らなくても誰も困らないじゃないですか世の中。だから、自分が楽しいとかかっこいいぞって思えなかったらやる意味ないから。かっこいいと思えるんだったら、別に人がどう思うかわかんないけどいいや、くらいに思いますけど。

 

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◯影響を受けたもの達とどのように付き合ってゆくか

 ・みんなの好きなものがブレンドしてYOTOWNらしさができる

―では次は、影響を受けたものとの付き合い方についてお聞きしたいです。自分が影響を受けたものとどう付き合ってゆくかって、たぶん音楽だけに限らず、ものづくりをする上でどうしても課題になってくるものだと思います。みなさんは音楽活動をしていく上で、それらとどのような距離感で関わっていこうと考えられているのか、お話を聞かせていただきたいのですが。

 

 

 

鈴木:僕らも100%これ!っていうのはあんまり考えないようにしてて。もちろん、これっぽいサウンドとか、こういう音の出し方したいねとか、みんなで参考音源出しあってたりするんですけど、そこから新しい何かを常に掛け合わせるようにしていますね。

 

清水:その結果、曲できる時には全然違う形になっていたりとかすることもよくあるね。

 

鎌田:個々の好きな音楽が違って、その違う好きなアーティストについてもお互い抵抗ないから、上手くブレンドするし、それが自分たちのバンドっぽさになっていると思います。

 

清水:バンドのラインと別に、自分が感動した音楽をただ貼ってくっていうラインがあります。4人とサポートキーボードのオオヤマさん(キイチビール&ザ・ホーリーティッツ)で。感動したものはどんどん共有していくって感じにはしてますね。

 

 

・「わたし」のいない歌詞と風景の異化

Grace Cathedral Parkさんはどうですか?

 

安藤:音楽面に関してはやっぱりアンビエントとかにすごく影響を受けてますね。最近、アンビエントってなんだろうって考えるんですけど、多分それって、「私がいない」ってことだと思うんですよ。どんな人でも、その曲を聴いてそこに没入できるのが重要だと思っていて。で、本人(乾さん)がどういう思いで歌詞を書いてるかはわからないんですけど、客観的に見て思うのは歌詞もやっぱり、「私」ってものが薄いなって。一曲だけ歌詞に「私」っていう言葉が出てくるんですけど、その「私」っていうのも、一つのキャラクターを持った私とか、何か主張したいことがある私じゃなくて、匿名性のある「私」というか、そういうのだと思っていて。それが曲と合ってるのかなと思いますね。

 

 

あともう一個、曲作りの時に考えてるのが、ありのままの日常を写すんじゃなくて、何か風景を見ながら聴いた時に、その風景が別のものになるというか、時間がゆっくりになるみたいな。そういう異化作用がアンビエントっていうジャンルの一つの重要な意味だと思っていて。歌詞を見ていてもそういった異化作用みたいなものがあるかなと。例えば、「微熱」っていう曲では最初、「赤の交差点」っていう歌詞なんですけど、赤の交差点ってことは、止まってるじゃないですか。曲調も、始まった瞬間に周りの時間がゆっくりになる感じなんですけど、歌詞の面でも、何か止まった印象みたいなのが入ってくる感じ。

そういう、「私」がいないということと、周りの風景が異化されるというのが、曲の面でも歌詞の面でもあるのかな。それはまあ、特定の誰かに影響を受けてるというわけではなくて、アンビエントの意味っていうのを考えた時にそういうものが自然と生まれてるのかなと思います。

 

 

 

:私はバンドこれが初めてだったんですけど、曲を聴いた時に「あ、私のこと言っちゃダメだな」というのは最初に分かって。私がどう思ったとか、これが悲しかったとか。このバンドじゃ「私」って言葉あんまり使わないほうがいいのかなと。はじめに曲をもらった時に何も情報がない状態で集中して聴いて、浮かんできた映像とか、言葉とかをA4の紙にバーって書き出して、そこから組み立てていく、みたいなことをするんですが、そうすると風景の描写が先に来るし、そこに感情はあまりないんですよね。今の安藤くんの話も初めて聞いたんですけど、なんとなく共有できてたかな、よかったって思いました(笑)。

 

―特に共有とかをすることなくここまで成り立ってるのがすごいです…。グレースさんの歌詞って言葉数がすごく少なくて、そこにその言い過ぎない綺麗さがあるなと思っていて。曲自体がフィルターのようなもので聴いている人にそのフィルターそのまま渡されてるような気がします。それが「私」がいない、っていうことなのかなと。

 

:そうですね。歌ってるときとかも、PVみたいなのが私の中にあって。ライブとかは集中するためっていうのもあるんですけど、その映像を思い浮かべてたりしてますね。

 

清水:その映像って、作詞をする段階で出来上がっているんですか。

 

:いや、練習していくにつれて…。

 

―それはご自身の経験とか思い出から引っ張ってきたものだったりするんですか。

 

:それもあると思います。でも、私の思い出そのままではないですね。

 

―もっと客観化された映像、って感じなんでしょうか?

 

:見てる目はあるんですけど、そこに人間がいない感じっていうか。カメラのレンズみたいな。そういう感じですね。

 

 

 

「理由とか脈絡とかは自分でもよくわからない」

―マイティさんはどんな感じですか。影響を受けたものとの付き合い方、という話に戻るんですけど。

 

:曲を作ることへの影響っていう意味で言えば、好きな音楽を聴いたとか、いい映画を見たっていうのもわかりやすくあるし、別にただ駅まで歩いたとか窓開けたとかで感じたこととかの影響もあるんですけど。でも、例えばラブストーリーの映画を見て感動したからラブストーリーの曲ができるわけじゃないじゃないですか。晴れてたから晴れてるっていう曲ができるわけでもないし。内容的に反映はされてるかわかんないですけど、きっかけとしてはいろんなとこから影響は受けてます。

 

鎌田:知らず知らずのうちに取り込まれてるものが出てくるみたいな感じですか?

 

:そうですね、曲の中でもこの行はあの時見たようなことなのかなって思う時はあるんですけど、曲作りにあんまり段階がなくて。ギター持ってて歌を「出す!」みたいな感じなので、そこで完成されたものに関しては、理由とか脈絡とかは自分でもよくわからないです。

 

鈴木:言葉出す時って、さあ作詞するぞ!っていうよりはギターの音とともに言葉が出てくるって感じなんですか?

 

:曲作るぞって言ってやろうとする時もあるんですけど、そういう時は全然できなくて。できる時は、うーん、何がきっかけなんですかね…。例えば曲作りじゃなくても部屋で適当にギター弾いてる時はあるし、それでなんかツルツルでてきた時に、「あっ」って忘れないように書くんですけど。あと何か思いついて、頭で鳴ってるやつを再現しようとしても、楽器の能力的に再現できなくて、結局思ってたのと全然違う曲になっちゃう、とかはあるんですけど、そういう感じです。

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◯歌詞の存在理由

 ・みんなを一つにまとめる”バーベキューの串”

―じゃあ最後、歌詞を何のために書いているかっていうのを聞きたくて。歌詞って、何だと思いますか。歌詞の役割をどういう風に捉えられているのか。そもそも歌詞と演奏を分けて考えられているのか、そうでないのかも含めて。言葉も楽器の一つだ、っていうのもあると思うし。

 

葉平:YOTOWNって、みんなで歌詞を添削しあうというか、みんなで作るっていうバンドなんですけど、みんな妄想するのが好きで、妄想力、みたいなのをよくふざけてやったりしていて。どうでもいいシャレとかを、どんどんストーリー作っていって、膨らます、みたいなのが、ある意味長所かなと思ってるんです。歌詞の部分でいうと、この言葉にはどういう事情があって使われているのかとか、っていう、背景みたいなものを、僕らの中で世界観作りをして、使うようにしています。どうですかね。

 

鎌田:そう思います。演奏対歌詞、っていうような感じだとしたら、俺が思うのは、歌詞はやっぱり司令塔みたいな感じなのかなと思うんですけど。音って、振動だから、それだけで伝わるのもあるし、各々の解釈で、踊ってよ、みたいな、歌詞がない音楽って、そういう感じじゃないですか。でも歌詞って、言葉という、辞書で調べたら、明確な定義があるものを、音楽の中に埋め込むっていうわけだから、こっちだぞ、っていうのを示す、そういう指揮者、司令官みたいな役割なのかな、と思っていて。音楽だけだと、自由すぎてしまうから、人々がみんなでひとつになったりするために必要最低限な不自由さというか、みんなを統合するような作業なのかなって思いますね。

 

音楽だけだと、どういうテンションなのか明確には示されてなくて、まあ各々の踊り方がある。それもすごい素晴らしいんだけど、集まった人たちが、やっぱりこういう感じだよね、って再認識するための、すごく手っ取り早い手段かなと思います。

 

王野:なんか、串みたいなイメージかな。バーベキューの肉と、ピーマンと、みたいにいろいろな要素があって、最終的に、曲の最初から最後までを、一個の完成した形に全部まとめるもの。串。リズム要素としてもそうだし、意味としてもそうだし、世界観的にも、そうなのかなと。

 

 

・言葉で曲を壊さないようにしたい

―ありがとうございます。Graceさんはどのように捉えてらっしゃいますか?

 

:歌詞の役割ですよね…。私結構、安藤くんが作った曲を、どれだけ壊さずに、そこに言葉を入れるか、みたいなのを一番気にしていて。無自覚だったけど、たぶん歌詞で演技をしているんだと思います。「歌詞」は自分とは、全然違うし。Graceのイメージ、みたいなのがあるように思うんですけど、それを絶対に壊したくないから、歌ってるときも、どう立とうかなって考えてます。歌詞もおんなじなんですけど。ぶち壊さないように、極力静かにしとこう、みたいな(笑)。そんな感じです。曲を壊さないようにするのが歌詞かなって。

 

―引っ張るぞっていうよりは、曲でできているイメージを、サポートするというか、補完するくらいの。

 

:やっぱり言葉が入ると、どうしても強くなっちゃうから。安藤くんの曲は特に、そういう感じがあるので。壊さないように。最近は歌詞いらないんじゃない?みたいな話にもなってきていて。もっと言葉未満の、呪文みたいな、よくわからない言語みたいなのも合うんじゃない?みたいな話を最近します。

 

―そもそもアンビエントミュージックって、ポスト・クラシカルだったり、ポスト・ロックだったり、インストっていうか、言葉がないものも多いじゃないですか。だから、声を、結構楽器の一つとして、音をただ重ねるだけっていうような感じで、歌ってらっしゃるのかな、って思っていて。言語じゃない何かを発するとおっしゃってましたけど、シガー・ロスとかもそうじゃないですか。適当に唸っているだけ、みたいな、そういうイメージがあったんですけど、いずれそういうところに行き着くかもしれないと…。

 

:かもしれないですね。

 

―そのなかでも、なんで、いま日本語の歌詞で歌っているのか、っていうのが、逆に不思議というか、いい意味でなんですけど。

 

:でも一曲英語の曲があって。実は。映画の主題歌を書いてください、っていう話で。今までとは違って、映画のストーリーがあって、それも多分映画をどう壊さずに、新しい言葉を載せられるか、というのを意識していたと思います。

 

―それは英語にしろ日本語にしろ変わらず、ですかね。歌詞がメインではなくて。

 

:メインではない気がします。

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・自分が「かっこいい」と思えるかどうか

―マイティさんはどうでしょうか?

 

:僕らはバンドだから、バンドの価値、基準みたいなものは、かっこいいかどうか、じゃないですか。カッコよければオッケーっていう考え、価値観があって。カッコ良さっていうのは人それぞれ違うし、要素としても、コード進行が斬新でかっこいいとか、顔がかっこいいとか、使っている楽器がかっこいいとか、いろんな「かっこいい」があって、そのひとつとしての、歌詞っていうのがあると思うんですけど。

 

曲作るときは、歌詞はすごい大切だと思うんですけど、一方でどうでもいいみたいなことがあって。歌詞が全然良くなくても、紙に書いて、読んだ時に全然なんだこれ?っていうのでもかっこいいものはかっこいいし、詩として成り立っていても、バンドでやったときに、あんまりピンと来なかったりしたらそれはやりたくないから。それこそソウル・ミュージックで言ったら、オーティス・レディングとかのガッタガッタていうのが好きで、意味はなんだか知らないですけど、かっこいい、っていうのがあるから、だから歌詞だけ、歌詞の完成度とか、それを成熟させて高みに行きたいっていうよりは、それをバーンとやったときに、かっこいいと思ったら、いいなっていう。

 

 

―演奏やステージングと対等で、かっこいいの基準に合うかどうかが、ギターの音だったり、ベースラインだったり、と一緒で、歌詞もそのひとつに過ぎないという。

 

:かっこいいと思うのも、自分がバンドとかみたり音楽聴いたりして、かっこいいかどうか、っていうのは、瞬間的にわかることじゃないですか。分析しようと、なんでだろうと考えたら、歌詞がいいからかなとか、楽器の音が好きだからかなっていうのはあるけど、その分析を、自分たちでやる音楽では、あんまりできないし、聴く音楽でも、その分析があってるのかどうかはわからないから。感覚的なかっこいいっていうのを大切にしたいですね。

 

 

 

WMS.4
2018年10月19日(金)
代官山SPACE ODD(http://spaceodd.jp
開場:17:30、開演:18:00
チケット:前売り2500円、当日3000円 +1ドリンク
<出演者>
向井秀徳アコースティック&エレクトリック / Gateballers / YOTOWN /
マイティマウンテンズ / Grace Cathedral Park

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